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Wire来日公演 @UNIT 7th ANNIVERSERY

代官山UNITの7周年記念イベント「UNIT 7th ANNIVERSERY」でWireのライブを観てきました。前回("Send"リリース時)のライブは観に行っていないから、僕にとって初めての生Wireです。

70年代終盤から活躍しているバンドの中ではWireがいちばん好きなので、以前からとても期待していました。ブルース・ギルバートが脱退してしまったのでギターはサポートメンバーの人でしたが、それでも素晴らしい演奏でした。

演奏したのは、最新作"Red Barked Tree"からの曲が多かったです。最新作は"154"と似ている感じがあって、けっこう好きです。でもファンならやっぱり"Pink Flag"や"Chairs Missing"、"154"の曲が聴きたいです。これはあまり期待しないようにしようと思っていたのですが、なんと超名曲の2曲"Another The Letter"と"Two People In A Room"を演奏してくれました。嬉しいどころじゃなく、曲が始まった瞬間に思わず絶叫してしまいました。

演奏を聴いて改めて感じたのは、曲の終わり方のかっこよさです。曲中は同じフレーズの繰り返しが続くのですが、それが唐突に途切れたように終わる、その瞬間がWireのライブで最もかっこいい瞬間だと感じました。"The Art Of Stopping"とはまさにこのことだ、と。

動画をいくつか貼ってみます。デビューして間もない頃のほうがかっこいいのは当然なのですが、最近の曲もなかなかです。特に4つ目の動画(2009年のAll Tomorrow's Partiesでの映像)で演奏している"I Don't Understand"は近年のWireの曲の中では最も良い曲だと思います(残念ながら今回のライブでは演奏しませんでしたが)。50代後半になっても「俺は理解できない!」と叫ぶコリン・ニューマンとグレアム・ルイスは最高です。こんな風に歳をとりたいですね。

Wire - Another The Letter(1979)


Wire - Two People In A Room(1979)


Wire - Two People In A Room(2011)


Wire - I Don't Understand(2009)


author: uich
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Toro Y Moi "Underneath The Pine"

評価:
Carpark Records
(2011-03-08)

金欠状態がずっと続き、CDをあまり買わないようにしている(以前みたいに馬鹿買いしていたら生活していけない)。Radioheadの最新作すらまだ買ってない。

でもToro Y Moiだけは別で、この最新作だけは本当に聴くのを楽しみにしていて、期待していた以上に素晴らしい作品だったので、他のCDを我慢して良かった。

毎日聴いてる。











author: uich
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くるり『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』と京都音楽博覧会のこと

評価:
ビクターエンタテインメント
(2010-09-08)

昨年末に書いた「2010年のマイベストアルバム」ではあえて邦楽アルバムを1枚も入れなかったけれど、くるりの最新アルバムは最もよく聴いたし、最も心を動かされた。

落ち込んでどうしようもなかった去年の夏の終わりに、僕は半ばやけくそで京都へ旅に出たのだった。このアルバムをiPodに入れて。どうしても「京都音楽博覧会」でくるりに会いたかった。

夏がもうすぐ終わろうとしているのに、京都は暑かった。日差しが強かった。

2010年の京都音楽博覧会は「くるり ザ・セッション」で始まった。
その前からこのセッションのことはUstreamでほのめかされていた(くるりともっくんと大村達身とboboが焼肉を食べるだけの放送とか、何だこれ?と思っていたが)けれど、まさか本当にもっくんがドラムセットに座っているとは!
1曲目からいきなり「東京」!それから「尼崎の魚」→「リバー」(ここで大村達身が加わる)→「ワールズ・エンド・スーパーノヴァ」。そして最後は「ロックンロール」。かつてのくるりの主要メンバーが揃って、この流れで演奏されたら涙も出そうなものだけれど、ハンバート ハンバートの佐藤良成がバイオリンで参加したり、boboがパーカッションで参加したり、湿っぽさは全然なくて、みんなニコニコしながら楽しそうに演奏していて、あくまで京都音楽博覧会の始まりの「余興」としてのパフォーマンスだったのが印象的。くるりは全然過去にとらわれていなくて、前を向いているんだということをはっきり感じた。

その後昼間にいろいろなアーティストの演奏があって、最後は「くるり」としての演奏。ドラムはbobo、ギターはフジファブリックの山内総一郎。
新しいアルバム『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』からの曲が中心で、セットリストはこんな感じ。

1.無題
2.さよならアメリカ
3.温泉
4.目玉のおやじ
5.コンバット・ダンス
6.魔法のじゅうたん
7.さよならリグレット
8.Baby, I Love You
9.ばらの花
10.坂道
11.麦茶
encore
12.東京レレレのレ

新しいアルバムの曲は今までのくるりの大半の曲とは違って、とても前向きで、生きる希望を与えてくれるものばかり。ライブの後半は過去の曲も含んでいるけれど、その前向きな姿勢を崩さない選曲になっていて感動した。このセットリストにはくるりが本当に伝えたいメッセージが込められていた。くるりはもう過去を全て受けいれて、今の自分たちを認めて、未来を見つめている、そんな姿勢がすごく伝わってきた。(今思えば、前作『魂のゆくえ』では岸田が混乱しまくっていた。)地方のツアーではくだらないことばかり言ってお客さんを笑わせている岸田と佐藤社長が、この日はとても真剣な顔をしていたのが今でも強く記憶に残っている。このフェスを開催できたのは自分たちを支えてくれる京都のみんなのおかげ、ありがとう、と何度も言葉にして伝えようとしていた。

この演奏にはさすがに僕も涙を禁じ得なかった。「坂道」の時なんて涙で前が見えないくらい泣いた。自分の周りからもすすり泣きが沢山聞こえた…(笑)。梅小路公園を埋め尽くしたくるりファンのお客さんたちも、みんな同じ事を感じていたような気がする。あんなに一体感を感じたライブは初めてだったし、これからも滅多に体験できないと思う。
アンコールは「東京レレレのレ」。ファンの涙を誘う「東京」じゃない、「東京レレレのレ」だ。京都音楽博覧会の出演者全員がステージに登場して踊っていた。とても楽しかった。公園を幸せな空気で包んだ最高のアンコール。元気な気持ちで東京に帰れそうな気がした。

岸田は「来年もまた開催する」と言っていたから、僕は次も絶対に行きたい。


京都音楽博覧会の後も僕は相変わらず『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』を毎日のように聴いていた。

「コンバット・ダンス」のサビの一節が大好きだ。
「そう 行かなくちゃ 左足 踏み出して 想像超えるものが沢山あるかも知れないし」。

そうだ、想像を超えるものが沢山あるかも知れないのだ。
くるりがあの時とても大切な事を教えてくれたから、僕は今でも東京でなんとか頑張っていられるのだと思う。

author: uich
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灰汁『六台のターンテーブル 線の切れた一本のマイク 取り壊される木造住宅』

ここ数ヶ月で自分にとっていちばん衝撃だったCD。年末に買ってから、本当に何度も繰り返して聴いてる。

灰汁はMC担当のセノオGEEとターンテーブル担当のbonstar、DJセメダインからなる3人組。
僕は普段ヒップホップやラップを全然聴かないけれど、このグループにはなぜか強烈に惹かれるものがあって、買ってみたら本当に大当たりだった。

勢いのある短い"intro"で「おっ、かっこいいじゃん」と思ったのも束の間、とても不穏な空気で2曲目「イェーイベイビーオネーチャン」のイントロが始まる。セノオGEEの高い声でラップ(と言っていいのかもよく分からない)が始まった瞬間に、もうクラクラきてしまった。

これはすごい。これは本物。

暗く重たいトラック、虚飾の一切ない言葉、全てが自分に突き刺さってきた。
この作品はタイトルの通り、3年後には取り壊される木造住宅で一発録りされたものらしい。日々感じる世間のいろんなことへの怒り、生活苦のやるせなさ、みたいなものが熱を持って、激しくぶちまけられている。宮城県出身のセノオGEEのラップには時折東北訛りが混じる。韻も踏んでない。でもそれがかっこいい。整然としていないからこそ伝わってくるものがある。録音している空間の生活臭もそのままCDに焼き付けられているみたいだ。

自分が東京の生活に感じている違和感、どうにもならないこの虚しさ。これを東北訛りで歌われたら、ふぐすま県出身の僕にはたまらないのだった。

もっとこういう言葉が欲しくなって前作『俺らは生きて灰になる』に遡って聴いたら、もっと重くて尖っていて、さらに衝撃を受けた。別の記事で書くかもしれない。

都会で一人孤独を感じてる人、収入が低くて生活に困ってる人、労働が辛い人、政治に怒ってる人、軽薄なインディー・ロックにうんざりしてる人、テレビや街で流れてるヤンキーみたいな格好した奴らが歌う低俗な内容のヒップホップをアホかと思ってる人、そんな人に是非聴いてほしい。
(YouTubeで検索しても動画は出てこないので買って聴いてください。たったの1,500円(税抜)です。)

灰汁の公式サイトはこちら


続きを読む >>
author: uich
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俺も決める!2010年のマイベストアルバム(10位-1位)

前の記事に引き続き、2010年のマイベストアルバムの10位から1位までを紹介します。


10. The New Pornographers - Together

試聴:Myspace



9. The Morning Benders - Big Echo

試聴:Myspace



8. Flying Lotus - Cosmogramma

試聴:Myspace



7. Joanna Newsom - Have One On Me

試聴:Vimeo



6. White Hinterland - Kairos

試聴:Stereogum



5. Beach House - Teen Dream



試聴:Myspace



4. Deerhunter - Halcyon Digest

試聴:Official Site



3. The Radio Dept. - Clinging To A Scheme

試聴:Myspace



2. Toro Y Moi - Causers of This

試聴:Stereogum



1. Ariel Pink's Haunted Graffiti - Before Today

試聴:Stereogum



…と、こんな感じになりました。
上半期はToro Y Moiという新人が大好きになって彼の1stアルバムを聴きまくっていましたが、下半期は、かつてはどうしようもない(褒め言葉です)アルバムをリリースしていたAriel Pinkの華麗すぎる変貌に度肝を抜かれました。

一昨年、昨年に引き続き、今年もインディー・ロックの素晴らしい作品がたくさんリリースされました。Rockin' Onのような超メジャー雑誌でもインディーのバンドの特集記事を見ない月はないくらいで、もはや「流行ってる」と言っても過言ではないと思います。
あと今年印象深かったのはやっぱりTwitterです。僕は主にインディー・ロックが好きな人をフォローしていろいろと情報収集しているのですが、僕のタイムラインには確実にこういうインディー・ロック好きの「場」のようなものができていて、いつも音楽の話題で賑わっています。周りにインディー・ロックのファンがいない僕にとっては、CDを購入するにあたってとても参考になりました。

この記事を読んでくださっている方も、何か興味を惹かれるアルバムがあったら是非買って聴いてみてください。


ネットでこんな記事も見つけたので、興味のある方は読んでみてください。
 →oops! - 「2010年のインディー・ロックを振り返る」


来年も素敵な音楽に出会えることを祈って、この記事を終わります。

それでは皆さん、よいお年を。



author: uich
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俺も決める!2010年のマイベストアルバム(20位-11位)

大晦日!皆様いかがお過ごしでしょうか。

Twitterでは音楽ファンの人たちがそれぞれのベストアルバムをつぶやいてますが、どれも面白くて参考になります。つい先ほどMonchicon!でも読者投票によって決まったベストアルバムが発表されていました。

というわけで僕も昨年同様に、今年リリースされた洋楽アルバムをランク付けして紹介します。今年は良い作品ばかりだったので、20枚選んでみました。

カウントダウン方式で行きます!


20. Twin Shadow - Forget

試聴:Pitchfork



19. Baths - Cerulean

試聴:Pitchfork



18. Owen Pallett - Heartland

試聴:Stereogum



17. Miniature Tigers - Fortress

試聴:Stereogum



16. Department Of Eagles - Archive: 2003-2006



試聴:American Dust



15. LCD Soundsystem - This Is Happening

試聴:Stereogum



14. Vampire Weekend - Contra

試聴:Stereogum



13. Julian Lynch - Mare

試聴:Pitchfork



12. The Entrance Band - S/T

試聴:Vimeo



11. Sufjan Stevens - The Age Of Adz

試聴:Stereogum



20位から11位まではこんな感じです。
10位から1位までは次の記事に続きます!


author: uich
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Owen Pallett @ 原宿アストロホール(2010/12/18)

owen pallett

どうも。久しぶりの更新です。
東京に来てから沢山ライブを観ているのですが、全く感想を書けていません。Twitterに「ライブなう!」って書くだけで満足しがち。Twitterが全部悪い。

ところで、昨日はOwen Pallettのライブに行ってきました。
すごく良かったです。

前半は彼が"Final Fantasy"という名義だった頃の曲を続けて演奏しました。
僕は残念ながら"Owen Pallett"の曲しか知らないため、全て初めて聴きました。でも良い曲ばかり!特に2曲目に演奏した、バイオリンのピチカートの速弾きを駆使したやつが良かったです。

彼の演奏スタイルは、自分が弾いたバイオリンのフレーズをその場で録音して、それを次々と重ねていくというものです(このブログで度々紹介しているJuana Molinaと同じ方法)。こういうスタイルはバンド演奏の迫力に比べると見劣りしがちですが、彼の場合はなかなか見応えがありました。

というのも、彼の声がとにかく絶好調で、CD音源でのアレンジと比べるとやや物足りない演奏を補って余りあるほどだったからです。ドラムや効果音の音が足りなかったり、自分で楽器の音を重ねていくためしょっちゅうリズムが狂うのですが、彼の声を聴いているだけでそんなことはどうでもよくなりました。

後半はほとんど最新作"Heartland"の曲を演奏してくれました。
途中にCaribouの"Odessa"のカバーを挟み(彼はライブでArcade FireやJoanna Newsom、さらにMariah Careyまでカバーしています)、アルバム中の超名曲"Lewis Takes Off His Shirt"で感動的なラスト。涙が出そうになりました。


余談ですがOwen Pallettはライブの前後にTwitterでこんな事をつぶやいていました。

「Gave up on learning kanji, going back to "conversational"」
「"I'm a soba freak"」
Ume chazuke o kudasai. Cho umai!

かわいいですね。



Owen Pallett - Lewis Takes Off His Shirt



Owen Pallett - Lewis Takes Off His Shirt - Live At Hillside Festival In Guelph



Owen Pallett "Odessa" (Caribou Cover) @ Tavastia




author: uich
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七尾旅人 presents 歌の大事故 @渋谷O-EAST


8月20日、七尾旅人のライブ「歌の大事故」に行ってきた。
七尾旅人のライブは新潟で観たSAN03、閉店前のHMV渋谷で観たインストアライブに続き3回目だけど、やっぱりワンマンライブは別格だった。なんと言っても3時間半という長さ!
あまりにも長かったので後半はクタクタだった…そしてセットリストもあまり覚えていない…。
でも最近のライブの集大成だった事は確か。最新作”billion voices”からの曲はもちろん、僕が以前観たSAN03や、先日Ustreamでも配信されたうすた京介とのライブで演奏していた未発表曲も、沢山演奏してくれた。

未発表曲は動画サイトでもあまり配信されていないから曲名の確認ができないし歌詞もうろ覚えだけど、ライブという場で聴くと本当に心を射抜かれるようなものばかりだった。最初に演奏された曲(おそらく「遠く」or「遠い」という曲名)や、沖縄をテーマにした「エアプレーン」(七尾旅人は10月に沖縄で6公演を予定!)、Lou Reedの「ワイルド・サイドを歩け」の日本語カバーなど…。
過去の曲では「八月」「エンゼル・コール」「線路沿い花吹雪」「冷えた高み」「おやすみタイニーズ」など、誰もが期待する名曲ばかり!
"billion voices"からは「シャッター商店街のマイルス・デイビス」「検索少年」「どんどん季節は流れて」「Rollin' Rollin'」(もちろんやけのはら+DORIANも登場)「one voice」(Salyuが飛び入りで参加)など。

こうやって挙げているときりがないほど名曲ばかりだったのだが、最後の方に演奏された「あたりは真っ暗闇」、「私の赤ちゃん」、「I Wanna Be A Rock Star」には涙を堪えられなかった…。



七尾旅人の音楽を聴くと無性に悲しくなったりこの上なく幸せな気持ちになったりするのはなぜだろうと、最近よく考えている。
…で、その答えは「ラスト・レコード・オブ・ザ・ワールド」の歌詞に表れているんじゃないかと思う。

「心によく似た魔法の輪を回して あなたに全てを信じさせてみたい」

これは滅びる寸前の世界に残った、たった1枚のレコードについての歌なんだけど、この歌詞には、「たとえ何もかもが滅びてしまったとしても、音楽への希望は捨てない」という七尾旅人の信念が表れていると思う。彼の音楽は、他の誰にも真似できない、心の底から湧き上がってくる純粋無垢な歌なのだ。僕がどうしようもなく心を動かされる理由は、そこにあると思う。


追記
今週末、七尾旅人は新潟の新発田にやってきますね!
http://san.angry.jp/shibata/
行ける人は楽しんできてください!

















author: uich
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The Raincoats @下北沢BASEMENT BAR



6月19日はThe Raincoatsのライブに行ってきた。会場は下北沢BASEMENT BAR 。
まさかこの目で彼女たちのライブを拝むことができるとは、夢にも思わなかった…。

The Raincoatsは1977年にロンドンで結成されたガールズ・ポスト・パンク・バンドで、アルバムを3枚リリースした後、84年に解散した。その後94年に再結成し、アルバムを1枚リリースし、(たぶん)ゆるーい感じで活動を続けてきた。今年の5月にはMatt GroeningとPavementがそれぞれキュレーターを務めた2つのAll Tomorrows Partiesに出演するなど、最近は精力的に活動している。
そういえば、僕は大学時代に何かのきっかけでThe Raincoatsを知り、CDを買いたかったけど日本盤は全て廃盤になっていたから、ヤフオクであの3枚のアルバムを頑張って落札したのだった。あれはたった4、5年前だけど、The Raincoatsはどこからも注目されていなかったような気がする。2010年の今になって彼女たちがすごく話題になっているのは、彼女たちの音楽性と、Pavementの再結成やインディー・ロックの(特にローファイな音を出す)新しいバンドたちの活躍で盛り上がっている今の空気とがぴったり合っているからだろう。これ以上は考えられないベストなタイミングだと思う。パンク・ムーヴメント真っ盛りだった1977年に結成しながら、パンクとかニュー・ウェーヴとかの「ジャンル」に括られることもなく、今の若い音楽ファンに熱烈に歓迎されるバンドなんて、それほどいないだろう。今、3枚のアルバムを聴き返してみてもやっぱり衝撃的だ。彼女たちの音楽はどんな音楽よりも自由で、実験的で、のびのびとしていて、しかも可愛らしい。

ステージに登場したアナもジナも、アルバムのジャケットに写っている姿とは違って、見た目はすっかりおばちゃんになっていた。でも、ライブはすごかった。若い。"No Side to Fall In"でライブが始まって、アンコールの"Fairytale in the Supermarket"で終わるまで、衰えなんか微塵も感じさせない素晴らしい演奏だった。ステージの上にいるのは、バンドをやってるちょっと変わった「女の子」たちだった。「私たちは歳をとった女性たちを元気にしたいのよ〜」とか言っていたけど、このライブを観たら本当に元気になるよ!
ライブが終わった後もアナとジナがファンと握手したりサインを書いてあげたりしていて、とてもアットホームな雰囲気だった。僕もアナに握手してもらった。「日本に来てくれてありがとうございます」と言ったら「私のところに来てくれてありがとう」と冗談を言ってた。
そしてさらに…、家から持参したレインコートにサインをしてもらう中原昌也も目撃することができて、僕は大満足で家に帰ったのだった。















author: uich
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くるり 『僕の住んでいた街』

評価:
ビクターエンタテインメント
(2010-05-26)

6月5日に、僕は東京に引越してきました。転勤のためです。
本当は、こんなことは引越す前か引越してすぐか、どちらかのタイミングで書きたかったのですが、自分の中でこの事実がうまく消化できず、(ツイッターにかまけていたことも一つの理由なのですが…)こんなに遅くなってしまいました。ここ数日は、少し落ち着いてきたように思います。

この、くるりのシングルのカップリング曲を網羅したベストアルバムは、5月26日にリリースされました。タイトルは『僕の住んでいた街』。なんてタイミングでリリースするんだ、しかも、なんてタイトルをつけやがるんだ、岸田め、と思いました。

僕は大学進学とともに新潟にやってきました。それまで人付き合いが大の苦手で自分から友達を作ることにも苦労していた僕ですが、新潟に来てから、沢山の大切な人と出会いました。大切な人たちと、沢山楽しい思い出を作りました。人との関係を大事にすることを自分なりに学びました。
くるりの音楽とは、大学時代に出会いました。家でだらだら過ごしているときも、ドライブに行くときも、いつもくるりと一緒でした。カップリング曲も余さず聴きたいがためにシングルを全部集めるほど、好きでした。くるりの曲を聴くと、自分のその時々の気持ちを自分で確かめることができました。もやもやとした雲のように空中に浮かんで何だかよく分からないものに、岸田の声と歌詞とメロディーが名前をつけてくれるのです(その名前もしばしば曖昧なものではありましたが)。社会人になってからも相変わらずくるりが好きでした。

転勤が決まってから東京に引越してくるまでは、僕はくるりをほとんど聴きませんでした。悲しくなるに決まっているからです。「東京」という曲がありますが、それだけは絶対に聴かないようにしていました。でもやっぱり東京行きの新幹線に乗ったら頭の中でこの曲が勝手に流れ出しました。涙が溢れて止まりませんでした。
僕にとって東京はずっと憧れの街でした。この街に来ることができて僕は幸せです。でも、引越して2週間が経った今でも、もやもやとしてうまく整理できない自分の心の中の問題があることを、僕は自覚しています。それはこの東京で楽しい思いばかりして暮らしていたらきっとすぐに忘れてしまうようなことです。
だから僕は、同僚たちがプレゼントにくれたタワレコの商品券で、発売日に仕事をほっぽり出してまで買いに行ったこのアルバムを聴いて、新潟にいた頃のことを「ちょっと思い出してみようかな」と思ったのです。


最後に、このアルバムの中で、多分今の気分に一番近い曲の歌詞を載せておきます(カバー曲ですが)。


夢の中

流されて 流されて どこへ行くやら
くりかえす くりかえす いいことも やなことも
淋しいよって 泣いてても 何ももとへはもう もどらない
欲しいものはいつでも 遠い雲の上

はたらいて はたらいて 汗にうもれて
まちがえて まちがえて 手も足も出せなくて
淋しいよって 泣いてても 何ももとへはもう もどらない
欲しいものはいつでも 遠い雲の上

明日もどこか 祭りを探して
この世の向こうへ連れていっておくれ

夢の中 雲の上 夢の中 雲の上
So, Precious, Down In New Orleans







author: uich
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